お話の作り方 第零編:主題

 まず、このお話は基本的にSRCシナリオを作る前提で話してる、ってコトで一つ。 ……なんでこの項目を最初にしなかったんだろう。二度手間なのに。
で、承前。
 何を作るか。どんなものを作るか。疎かにしている人はいないだろうか? こういった主題がなければ、当然作品は成立しない。前日にも語った、『何を主張したいか』『どんな疑問を投げかけたいか』。コレさえ決まっていて、ちゃんと表現できているなら、それは最低限作品として成り立っている、と私は思うわけで。 ……まあ、それが難しいんだけど。
 主題は、人に例えれば脳髄であり、前述した世界観は肉体、後述する(であろう)キャラクタは手や指でその他アイテム等のギミックはそのまま手で扱うツール、と考えると判り易かろうか。指令機関と言うべき主題がしっかりしていれば、その他が満遍なく動く。という感じで。

……とまあそんなところで、ココをご紹介。川上稔氏(先生と呼んではいけない)はご存知の通り濃厚な主題・世界観で毎度作品を構築してらっしゃるので、一見の価値はあるかと。

ということで、また。