お話の作り方 第一編:世界ベース(オリジナル編)

 で、とりあえず話の流れからまずは此方を。オリジナルと言っても、実在の歴史をキィにした架空歴史モノもアリ、勿論現代を舞台にしたもの、架空世界を舞台にしたものエトセトラ。そんな中で、世界観がどんな役割を果たすか―― 否、どんなギミックとして使うか、を重点に置くと作りやすいと思う。
 ……さて、少々話をそらすけれど、作品は大概『何を主張したいか』『どんな疑問を投げかけたいか』等、主題があり、その主題に沿って話が動くのが主だろう。そんな時、キャラクタだけでは表しきれない部分を補うのが世界観だ、と思う。故に、主題が出来ていない次点でコレを作っても無駄、とは少々言いすぎだけど、そう個人的には思うわけで。

 閑話休題。例えば、『架空の村の少年の村の中での成長物語』に、その村が属する最低限村の、そして国の、世界の法則は必要だ。生活を設定するのは世界の文化レベルが必要になったりするし…… まあ、よほどでない限りそこまで細かく考える必要はないのだけど。
 ここで重要なのが、『自分(作者)が何処までピックアップし、相手(キャラクタ、読者)に公開するのか』。提示したいレベルの2歩奥まで突っ込んで構築しておくと、後々の引き出しにも使えるし、損はない。

 版権モノとの相違点が、『版権ネタに縛られず、自由なネタを構築できること』。その引き出しのためにも、色々な作者の、色々な作品に触れて、チャンネルを増やしておくことをオススメしたい。勿論、実生活でそれを増やす事も可能だし、常にアンテナを張り巡らせておくことに損はない、ということで次こそ主役編、かな。その前に主題について出したいかもしれないってことで


というわけで今回はこれまでにしたいと思います。ウゼェ、と思う方は是非コメントを。